前回の記事では住宅ローン控除を新たに申請する際に必要な確定申告について解説しました。
今回の記事は2年目以降の対応について解説します。
結論としては、2年目以降は会社の年末調整で処理できるため、初年度の確定申告のように複雑ではありません。
実際にやることは「書類を用意して提出するだけ」なので、一度流れを理解すれば大丈夫です。
年末調整でやることを解説していきます。
初年度の確定申告についてはこちらで解説します。→ 住宅ローン控除を申請する際に必要なこと。初年度の確定申告を解説
1.2年目以降は年末調整
確定申告で色々と難しいことをするのは初年度のみです。2年目以降は年末調整で処理できます。
会社で処理されますが、必要書類の提出は必要です。
2.必要書類
自分で申告する必要はありませんが、書類は準備して提出する必要があります。
以下がその書類です。
・住宅借入金等特別控除申告書
住宅ローン控除を年末調整で受けるための申告書です。税務署から毎年送られてくる書類で、残りの控除期間分がまとめて届きます。
初年度の確定申告後、税務署から郵送されます(まとめて数年分)。
紛失した場合は税務署に依頼すれば再発行が可能です。
・住宅ローンの年末残高証明書
年末時点の住宅ローン残高が記載された書類で、控除額の計算に使います。
毎年10月〜11月頃に金融機関から郵送されることが多いです。
紛失した場合は借入している金融機関に連絡すれば再発行してもらえます。
2年目以降にやることは以下の2つだけです。
① 税務署から届いた申告書に記入
② 年末残高証明書と一緒に会社へ提出
これらの書類を会社に提出することで、年末調整で控除が適用されます。
書類がないと控除が適用されないため、事前に確認しておくことが重要です。
3.注意点
年末調整で住宅ローン控除を受ける際は、以下の流れの中でミスが起こりやすいです。
① 書類をなくしている
税務署から送られてくる「住宅借入金等特別控除申告書」は、控除期間分まとめて届きます。
これを紛失してしまうと再発行の手間がかかるため、保管場所には注意が必要です。
② 書類の記入漏れ・記入ミス
申告書には年末残高や住所などを記入する必要があります。
未記入や記入ミスがあると、会社側で処理できない場合もあるため注意が必要です。
③ 提出を忘れる
年末調整の書類と一緒に提出しないと、控除は適用されません。
提出を忘れると、翌年に確定申告をしないと控除を受けられません。
④ 期限ギリギリで準備する
書類の再発行などには時間がかかる場合があります。
直前で準備すると間に合わない可能性があるため、余裕を持って確認しておくことが重要です。
5.まとめ
2年目以降は年末調整で控除を受けられます。
手続きが簡略化できますが、節税効果は高いので、毎年忘れずにしっかり書類を提出するようにしていただければと思います。
住宅ローン控除についてはこちらを参考にしてください。